電気治療してもすぐに症状が戻る理由
- 癒いこい 加藤
- 2 日前
- 読了時間: 4分

【症例】右のふくらはぎが張る(40代・男性)
以前から、右のふくらはぎが張るらしい。時々つることもある。整形外科ではふくらはぎに電気をあてると若干楽になる気がするがすぐに元に戻る。
ふくらはぎの張りや痛み、本当の原因はどこにある?
ふくらはぎが張ったり、つったりすると、「ふくらはぎに原因がある」と考える方が多いのではないでしょうか。
確かに、筋肉が硬くなったりして、ふくらはぎに症状が現れることはあります。でも、それは“結果”であって、“原因”そのものではないことが多いのです。
だからこそ、ふくらはぎに電気を当てて一時的に症状が軽くなっても、すぐに元に戻ってしまう…そんな経験をされた方もいるかもしれません。
電気治療が悪いわけではありません
誤解しないでいただきたいのですが、ふくらはぎに電気を当てる処置が「ダメ」だと言っているわけではありません。痛みを和らげるための対処法としては有効ですし、場合によってはその効果が長く続くこともあります。
ただし、大切なのは「何のためにその処置をするのか」をしっかり理解しておくことです。
対処か根本治療か?目的で変わるアプローチ
例えば、ふくらはぎに電気を当てる処置をするとします。その目的が「一時的に痛みを軽減するため」なのか、「根本的に治すため」なのかで、意味が大きく変わってきます。
そして、そもそもその患部が本当に原因なのか?それとも、他の部位からの影響なのか?——それを見極めた上で処置を行うことが重要です。
今回のケース:原因は背中と腰にありました
今回来院された患者さんは、全身を検査してみると、背中の問題が腰を介してふくらはぎに影響を与えていることがわかりました。
さらに詳しく見ていくと、背中の不調も、実は腰の状態が悪いことによって引き起こされていたのです。つまり、背中・腰・ふくらはぎが複雑に絡み合っていたというわけです。
体の不調は「絡まり」をほどくように整える
体の不調は、単純に「ここが悪いから、ここを治す」という一方通行ではありません。あっちへ行ったり、こっちへ戻ったり…まるで糸が絡まっているような状態です。
その絡まりを丁寧にほどいていくように調整することで、体に負担をかけずに整えていくことができます。
今回の患者さんも、背中だけでなく腰の状態も悪く、かなり複雑なケースでした。
初回の調整で、右ふくらはぎの痛みや張りはなくなりましたが、背中や腰の状態がまだ整っていないため、症状が再び出る可能性があることをお伝えしました。
ゴールを共有しながら進める調整
この患者さんには、ふくらはぎだけを調整するのではなく、背中や腰を整えることで、ふくらはぎの症状が出なくなることを説明し、納得いただいた上で、2週間に1度のペースで調整を続けることになりました。
細胞の入れ替わりなども考慮すると、症状が出ない体になるまでには、半年以上かかる可能性があります。
一時的に症状を抑えるのか、それとも根本的に症状が出ない体を目指すのか——そのゴールによって、アプローチは変わってきます。
当院が大切にしていること
当院では、まず患者さんがどんなゴールを望んでいるのかをしっかり共有するために、対話を大切にしています。
もしあなたが、「症状の出ない体」を目指しているなら、ぜひ当院の調整を受けてみてください。ご連絡をお待ちしております。
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本日もお読みいただきありがとうございました。
あなたの身体が少しでも楽になりますように。
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