【症例】腰痛(42歳 男性)
42歳男性。腰痛。MRI検査で腰椎椎間板のL5が傷んでいると病院で言われた。
【対処】
腰痛になって、病院でレントゲンやMRIを撮る人は多いかと思います。
その時に、ヘルニアだったり、骨の変形だったり、何かしらの異常が見つかることがあります。
この時に、見つかった異常=痛みとしてしまうことがあります。
当院では、必ずしも、画像に写った異常が、痛みの原因とは考えてはいません。
理由としては、身体を調整したあと、画像では変化がなくても痛みがなくなるケースがほとんどだからです。
もし、ヘルニアや骨の変形などが原因であれば、そこに変化が見られなければ、痛みは無くならないはずです。
でも、現実は痛みは無くなります。
これは、痛みと画像に写っている異常は、関係ないことを意味すると思います。
当院で考えている痛みの原因は、ヘルニアや骨を変形させるような筋肉の緊張で負荷がそこにかかっていることです。
なので、負荷がかからないような身体の環境にしてあげることで痛みが出なくなります。
慢性的に負荷がかかっていると、筋肉自体も痛めていることがあるので、その時は、負荷がかからなくなったあとに、筋肉が治癒して痛みが無くなります。
今回、来院された患者さんも、椎間板に異常が見られていますが、調整後は、痛みがかなり軽減しました。
慢性的な姿勢の崩れでしたので、まだ、身体の調整をしていって、徐々に腰に負荷のかからない状態になっていくことで、腰の痛みはなくなっていくと思います。
また、腰に負担のかかる姿勢になったのは、普段の姿勢の悪さだと、一般的には考えられます。
実は、それは間違っています。
姿勢が悪くなるのは、すでに、身体のどこかに異常が起こっていて、その影響で姿勢が崩れてしまってしまうのです。
姿勢は、身体の状態を表しているだけなのです。
今回の患者さんであれば、足首、腸、首など、複数の箇所の原因が影響して、腰に負担がかかっていました。
人の身体は、全体のバランスをとって、常に最善な状態を維持しています。
最善の状態を維持して、その結果が、今の姿勢なのです。
だから、治すべきは、姿勢ではなく、異常個所なのです。
これは、姿勢だけに言えることではありません。
全ての症状に言えます。
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本日も ありがとうございました。
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